
導入
仕入先からは商品代の請求書、修理業者からは修繕代の請求書。どちらもまだ払っていないので、こぐまさんは悩みました。
こぐまさん:「どっちも“あとで払うお金”なら、同じ未払金でいいのかな?」
ペンリー:「商品を仕入れた後払いなら買掛金です。未払金は、商品以外の後払いに使います」
簿記3級ではこの区別がかなり頻出です。
結論
- 買掛金: 商品や原材料を仕入れて、あとで払うとき
- 未払金: 商品以外のモノやサービスを受けて、あとで払うとき
- 迷ったら「それは売るための商品か」を先に確認する
| 観点 | 買掛金 | 未払金 |
|---|---|---|
| 対象 | 商品、原材料、材料 | 備品、固定資産、修繕、外注など |
| 典型場面 | 掛け仕入 | 商品以外の後払い |
| 代表仕訳 | 仕入 / 買掛金 | 備品 / 未払金 |
| 頻出キーワード | 掛けで仕入れた | 備品購入、修理代、サービス代 |
買掛金とは
買掛金は、商品や原材料を仕入れたが、代金はまだ支払っていないときの負債です。
つまり「営業で売るためのもの」を後払いで受け取ったときに使います。
- 商品を掛けで仕入れた
- 原材料を後日払いで受け取った
- 月末締め翌月払いなどの継続取引
詳しくは買掛金の記事を見てください。
未払金とは
未払金は、商品以外の代金をまだ払っていないときの負債です。
- パソコンや机などの備品購入
- 店舗の修理代
- 外注デザイン費や広告制作費
詳しくは未払金の記事にまとめています。
仕訳で比べる
例1: 商品を掛けで仕入れた
こぐま商会が、販売用の商品 60,000円を後日払いで仕入れました。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 60,000 | 買掛金 | 60,000 |
売るための商品なので買掛金です。
例2: 店舗用の棚を後払いで購入した
店舗で使う棚 60,000円を購入し、支払は来月です。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 備品 | 60,000 | 未払金 | 60,000 |
棚は販売用の商品ではないため、未払金です。
よくある間違い
「あとで払う」だけで未払金に寄せてしまう
支払時期だけ見ると迷いますが、簿記では何を受け取ったかが先です。
商品ではないのに買掛金にしてしまう
コピー機、パソコン、車両、修繕代は買掛金ではなく未払金を使います。
3秒で判定するコツ
- 売るための商品か原材料か
- はいなら買掛金
- いいえなら未払金
この切り分けでだいたい外しません。
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まとめ
- 買掛金は商品仕入の後払い
- 未払金は商品以外の後払い
- 判定軸は「あとで払うか」ではなく「何を受け取ったか」

こぐまさん
こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。
本記事の内容は独自に調査した情報に基づいて作成していますが、情報が古い場合や誤りがある場合もあります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
