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こぐまさん
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【簿記3級】未払金と未払費用の違いを整理|商品以外の後払いと決算整理の見分け方

比較:未払金と未払費用

2026年3月14日 に公開

【貸借対照表】
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導入


月末のこぐま商会。届いた請求書を見ながら、こぐまさんが首をかしげました。

こぐまさん:「コピー機の代金はまだ払ってないし、借入金の利息もまだ払ってない。どっちも“未払”だから、同じ勘定でいいのかな?」
ペンリー:「そこは分けましょう。コピー機みたいな“商品以外の後払い”は未払金、利息のように“すでに発生した費用の未払い”は未払費用です」

同じ「まだ払っていない」でも、何に対する支払かで勘定科目が変わります。

結論


  • 未払金: 商品の仕入以外で、モノやサービスの代金をあとで払うとき
  • 未払費用: 当期にすでに発生している費用を、まだ払っていないとき
  • 迷ったら「請求対象は何か」「決算整理で発生を見越しているか」を見る
観点未払金未払費用
性質商品以外の後払いすでに発生した費用の未払い
よく出る場面備品購入、修繕代、外注費など利息、家賃、保険料、給料など
タイミング取引時決算整理時に出やすい
相手から請求書あることが多いまだ請求前でも計上することがある
代表仕訳備品 / 未払金支払利息 / 未払費用

未払金とは


未払金は、商品以外の代金を後払いにした負債です。

たとえば次のような取引です。

  • 事務机やコピー機など備品を買った
  • 店舗の修繕をしてもらった
  • デザイン料や外注費を後日支払う

簿記3級では、商品を仕入れた後払いなら買掛金、商品以外なら未払金と分けるのが基本です。

詳しくは未払金の記事もあわせて読むと整理しやすくなります。

未払費用とは


未払費用は、今期分としてすでに発生している費用を、まだ支払っていない負債です。

代表例は次のとおりです。

  • 借入金の未払利息
  • 月末まで使った分の家賃
  • 月末までの給料や水道光熱費

ポイントは、まだ支払っていなくても「当期の費用」として認識する点です。発生主義の考え方が土台にあります。

詳しくは未払費用の記事を参照してください。

仕訳で比べる


例1: コピー機を後払いで購入した

こぐま商会が、コピー機 80,000円を購入し、代金は来月払いにしました。

借方金額貸方金額
備品80,000未払金80,000

これは「商品以外のモノの購入」なので未払金です。

例2: 3月分の利息が未払いのまま決算を迎えた

借入金の利息 5,000円が3月分として発生していますが、支払は4月です。

借方金額貸方金額
支払利息5,000未払費用5,000

これは「当期分の費用が未払い」なので未払費用です。

よくある間違い


備品購入を未払費用にしてしまう

コピー機や備品の購入は、費用の発生見越しではなく取引そのものです。未払費用ではなく未払金を使います。

利息の見越しを未払金にしてしまう

利息は、期末時点で当期分の費用が発生しているため未払費用です。決算整理仕訳らしい論点は未払費用が出やすいと覚えると速いです。

迷ったときの判断基準


  1. 商品の仕入か
  2. 商品の仕入以外の後払いか
  3. それとも、当期に発生済みの費用の未払いか

この順で見ると整理できます。

  • 商品の仕入の後払い → 買掛金
  • 商品以外の後払い → 未払金
  • 当期費用の未払い → 未払費用

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まとめ


  • 未払金は商品以外の代金の後払い
  • 未払費用は当期に発生した費用の未払い
  • 「何を払うのか」と「いつ費用になったか」で見分ける
こぐまさん
こぐまさん

こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。

本記事の内容は独自に調査した情報に基づいて作成していますが、情報が古い場合や誤りがある場合もあります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。