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【簿記3級童話】三匹のこぶた、建設コストの真実〜オオカミと原価・減損・減価償却〜

豆知識:簿記3級童話シリーズ

2025年5月20日 に公開

【簿記3級童話】三匹のこぶた、建設コストの真実〜オオカミと原価・減損・減価償却〜を表すイラスト
【簿記3級童話】三匹のこぶた、建設コストの真実〜オオカミと原価・減損・減価償却〜を表すイラスト

【簿記3級童話】


三匹のこぶた、建設コストの真実〜オオカミと原価・減損・減価償却〜

昔々、3匹のこぶたが自立してそれぞれ家を建てることになりました。
でもこのこぶたたち、原価計算の意識がめちゃくちゃ高かったのです。

【第一のこぶた:ワラの家】


● 材料:ワラ(単価安め)

● 建設日数:1日

● 建設費内訳:

借方金額貸方金額
建物1,000現金1,000

→ ワラは安価だが耐久性に難あり。オオカミの一吹きで崩壊。即時損失。

借方金額貸方金額
固定資産除却損1,000建物1,000

→ 会計処理的には“除却損”扱い。

【第二のこぶた:木の家】


● 材料:木材(中価格)

● 建設日数:3日

● 建設費内訳:

借方金額貸方金額
建物5,000現金5,000

→ 見た目も強度もそれなり。
が、オオカミの二吹きで崩壊。損失計上。

借方金額貸方金額
固定資産除却損5,000建物5,000

→ ワラより高コストだった分、PLへのインパクトが大きい

【第三のこぶた:レンガの家】


● 材料:レンガ(高価格)+耐震設計

● 建設日数:7日

● 建設費内訳:

借方金額貸方金額
建物15,000現金15,000

→ 減価償却対象資産として、5年耐用と仮定。
※減価償却は、決算整理仕訳として毎年末に行います。

年1回の減価償却:

借方金額貸方金額
減価償却費3,000減価償却累計額3,000

→ オオカミが何度吹いても壊れず。こぶたたちは全員ここに引っ越すことに。

【収支比較(損益計算書イメージ)】


勘定科目ワラの家木の家レンガの家
建設費(資産)1,0005,00015,000
減価償却費003,000
固定資産除却損1,0005,0000
損益への影響1,0005,0003,000(費用のみ)

【エピローグ】


ミーヤ:「レンガって高いけど、結果的に一番お得だったのね〜」
ペンリー:「“コストは支出ではなく、投資”。これが原価管理の基本だよ」
こぐまさん:「あの時の見積書、まさに“ワラ方式”だったかも…次はちゃんと減価償却も考えよう」

教訓:安いものには理由がある。
簿記で見えてくる、“建てて終わりじゃないコストの世界”。

※使用した勘定科目は簿記3級基準に基づいています。詳しくは 勘定科目図鑑 も確認してください。

こぐまさん
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こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。

本記事の内容は独自に調査した情報に基づいて作成していますが、情報が古い場合や誤りがある場合もあります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。